関西コミティア54

  • 続けて1/20の分も。
  • 例によって前乗りし、高速バスで5:45、京都駅前到着。JRと京阪を乗り継いで、一度入ってみたかった木屋町の梅湯へ。

  • 深夜の闇と違って、早朝のほの暗さは味わいがある。あと1時間足らずで終わりをつげる暗。
  • 京都はサウナ無料(というか別料金の東京のほうが自分は違和感ある)。ここ数年は、体力がもたないと敬遠するようになっていたが、最近、また楽しめるようになってきた。水風呂を楽しめるほどのマスターには遠いけれど、自分なりの範囲で。
  • その後は、夕方まで美術展3か所をはしご。1か所目は、国立近代美術館の19世紀末から1920年代のウィーングラフィック展。演劇や映画のポスター、絵本、チラシ、パンフレット、etc、産業と美術が融合しはじめた時代、意欲的にそれを取り込んでいき、旧来と一線を画す芸術を追い求めたウィーン分離派の作品を集めまくった、昔のお金持ちのコレクションの展示会。
    • エゴン・シーレという作家の作品に何とも言い難い魅力を感じた。あと、フランツ・フォン・バイロスという、チンコをハイヒールでいたぶられてる図とか、そんなのばかりを描いてる人を見つけ、これはティアで売れると直感。
  • 地下鉄で三条烏丸へ。次は文化博物館の新鋭選抜展。

    • 絵画だけでなく、彫刻、音声、工作っぽいのまで、何でもアリ。一番上の賞をもらっていた作品は映像モノ。大画面と、その下に2つの小画面の3モニター構成。大画面の中で、彩色した手で表現されるモンスターじみたアニマル(目の部分には人の目を貼り付け)がうごめく。こんな発想が内面から引き出せたとして、形にしてみようと思いやりきるのがすごい。
  • 3か所目は、マンガミュージアムこうの史代漫符図譜」展。自由に読んでいいよコーナーでAKIRAの3巻を二十年ぶりくらいで読む。金田やケイ、おばさんたちが暴れまわってた年って、もしかして今年?
  • 夕方ちょい前に大阪へJRで移動。阿波座のマーサというカフェ兼ライブ場へ。

  • SFU中川敬のアコースティックライブ。1.17から2日後に聞く満月の夕。当時、被災地を回っていて、リクエストに応えアリランを1時間に5回ほども歌ったというエピソードがぐっときた。12月のリキッドルームSFUを体感したばかりだったのでどうしようか迷っていたが、きてよかった。腰痛トークが恵比寿に続き出る。座って歌っても誰も文句いわないと思うんだけどなあ。23:00頃に宿へ着き、風呂らずそのまま寝る。
  • 翌日はインテックスへ。1月の関ティア(西ティア?)は初開催。今年から1、5、9or10の年3にバージョンアップ。インテなので、OMMの1.5倍くらいのサークル数。

  • 10時20時到着。心配していたコインロッカーの空きは、予想に反してガラガラ。 コスモスクエア駅で一旦降りて、わざわざそこのロッカーを使ったが、取り越し苦労。ほかにコミトレとか3つくらいの即売会が同時開催なのに。
  • 天気は小降り。自分は傘をさしたいレベルの(ささずに中ふ頭から歩く人も多数)。ティアが使うホール2の前は、半円柱状の大屋根の下。待機列で傘をかかげずに済むアドバンテージはかなり大きい。ビッグサイトにもこれくらいの天井スペースがほしい。
  • 購入総額は33,400円。コミケで75,100円(2日目14,600円+3日目60,500円)の散財をした3週間後にこれ。もう本当に反省したほうがいい。
  • 1,500程度だとじっくり周れるので、東京だと駆け足になってほとんど手に取るタイムをもてない評論系、イラスト系に手が出やすくなる。それで、ポストカードを買う頻度が多くなるのだけれど、たいていオシャレな紙袋に入れてくれようとする。で、ときたまには用意を忘れたらしいサークルで「袋がなくてすいません」とか言われてしまったりする。直で剥き身のポスカをどうぞ!渡してくれるだけで全く構わないと思うのだけど、頒布するほうとしては味気ないとか考えてしまうのかしら。
    • ただ、ポスカの裏にサークル名とかPNのないサークルは多い。その場合、袋にいっしょに名刺を入れてあったりすると、あとで分かりやすいというのはあります。
  • よかった新規開拓サークルの本は《ブギーボンボン》の「お姉ちゃんって」。

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    • 家を出る直前、父親の再婚で突然できた年の離れた「妹」。何年も会っていなかったその妹が、ひょんなところから「お姉ちゃん」の家にやってきて――。今さら親の再婚に神経をとがらせる年齢ではないけれど、なんとなく3人の家からは足が遠のく。大人な対応のようでいて、もどかしい距離の取り方しかできないお姉ちゃんの懐に、ひょいっと飛び込んできた妹の存在が、いとおしく感じられる描かれ方をしている。
  • 噂を耳にしていた《Lyon&Ryon》の「ただいま、ダルセーニョ」も入手。

booth.pm

    • 10代にして重く背負わされるものをもつ朝鮮学校ブラスバンド部の面々。でも、もっと優先したいものだって、ある。そのことに気づくまでの主人公の心の揺れが丁寧に描かれている。丁寧って大事で大変だ。
  • ほかは、《大吉屋》の「マカミ」「でん日和」、《無銘堂》の「防毒少女図鑑」、《ほいおまち》の「のぞきみ交灯夢街」、《死海漁協協同組合》の「花は口ほどにものを言う」が良かった。
  • あと、合同誌の「けーと&シロシオの健康備忘録 -ダイエット編-」の週1断食ダイエットを読んで、実践を試みたものの、1度目で諦めた。いや、その日はできても、そのあとやっぱり喰っちゃうもの。玄米最高。

minne.com

  • 《まるけい》の人は、東京だと《サニー・サイド・リバー》。覚えた。