コミティア126

  • とりあえず今のタイミングで言っておきたい。オフィシャルHP先行プレオーダーで5月のスタジオcoast公演申し込んで(当選)、それくらいZAZENBOYS好きで、なのでNUMBER GIRL再結成にも震えておるわけです。解散直前の駆け込みファンだった自分でも。ライジングサン向かうとしたら、6年前のOZZFESTにTOOL目当てで参加して以来のフェス。クラウドサーフするほどの馬力はとっくになくなってるけれど、デビューから20年の齢を重ねた周りもそんな感じだったりしてね。長年のファンもにわかも皆で押し寄せるべし。


  • そんで、はしかが東名阪横断とか騒がれてますが、ちょっと前まで話題の中心だったインフル様も以前、猛威を振るっているはず。で、自分はイン様がヒットチャートを駆け上がる前のインディー時代、分かりやすくいうと、去年の11月末に生後初の遭遇を果たしておりました。……前回ティアの3日後ですね。
  • それくらいで3か月も後ろ倒しする理由にはチン毛ほどもなりゃしないんですが。でも、アレですよ、平熱が35.8~35.9℃あたりをウロウロのトカゲ体質なのに、初日の深夜に37.9℃をマークするというオーバーヒートを経験するとね、恐れおののきますよ、さすがに。タンパク質がジュージュー音をたて香ばしい臭いをさせてもおかしくないと思うくらい。
  • しかも、一旦波が引いたその2日後、返ってきたイン様の登場ですよ。医療用語的に「二峰性発熱」っていうらしい。この2度目が吐き気をともなってさらにきつかった。
  • あ、夢遊が怖かったのでタミフるのとかリレンザるのは遠慮しました。その点で覚悟の6~7日間ではあったんだけど。
  • なので、遅まきながら、前回の分。



  • 長袖下着の上にシャツ1枚でチャレンジ。さむすぎ。特に日陰がヤバかった。陽の差すスペースを求め、蛇行しながらビッグサイトに。途中、10店ほどの小さなフリマが広がっており、テキトーなジャンパーでもないかと物色するも、値札にある3,000円も出す気になれないほどのブツばかりで、結局見送る。
  • でも、開場して中を歩き回りはじめれば、平熱も高まってきた。
  • 人、多かったねー。
  • 《相模屋》。アライブで連載していた「かみぷろ。」の幼女神様っぽく描かれた室町15代将軍、足利義昭(29)が主人公の歴史振り返りモノ。結構込み入ったストーリーになりそうな一方で、デフォルメされた有名歴史キャラたちの個性で飽きさせない。
  • 「虎子、あんまり壊しちゃだめだよ」のぬじまが《友情出演》の人だと最近きづいた。
  • 《レギオン様!!》で四肢欠損お母さんモノ。……四肢欠損って一発で変換されるんだな。
  • 《あらむぎ》で「ニコチューウィッチーけむり」シリーズの最終7巻。シリーズ終盤は、目つき悪いけどマジメなキャス川がイチ押しでした。
  • 《ぐるまる》を完売で逃し。次は。
  • 「ねえちゃんとたかし」シリーズを出してきた《まぬけ屋》。講談社から突然、単行本化。ほんとに唐突。伏線があるの?
  • ハルタで「欅姉妹の四季」を連載中の大槻一翔。デビュー前の読み切りを含む初期短編集が出たので購入したところ、なんか見覚えるある作品が。特に「満点男」という、学校のテストでトップを取り続ける男子学生のお話に既視感。……あれー?と思い検索してみると自分のダイアリーがヒット。5年前のティアで買ってた《とんかつ御殿》の人でした。ペンネームはチキンかつ。カツ好きなんだ。
  • 《カシオピュータ》の最上谷ホヌは最近モリモリ描いてくれててうれしい限り。
  • 《朽techS》いいね。
  • ちょっとワクワクして向かった、(おそらく)ティア初お目見えの《相原コージ》はノベルティー系ばっかでマンガはなかったので見送り。
  • 《クロ僕屋》で、読切が掲載された、コンビニとかでよく見かける少年画報社の懐かしい味シリーズを紹介される。掲載号はたかなししずえ傑作選。単行本化される可能性が低いので買わざるを得ない。
  • 両腕がひと抱えのクッションを持ち込んでた《魔術コマ劇場》。自分もツーリングでは腰にコルセットがマストなのでよく分かる。
  • 《うみうしたべた》。打ち切り回避の策はあるのか。あがこう。
  • 最近映画化もされた「アイ・キル・ジャイアント」がすげえ好きだったケン・ニイムラが《CHEZ NiIMURA》として参加。

kenniimura.squarespace.com

    • 同人は浦島太郎の翻案。元祖浦島が乙姫への復讐を果たすため竜宮城に再び乗り込み、家来の魚類を切りまくって、その死骸が浮力で天井(=ページの上端)に積み重なった見開きシーンが白眉だった。玉手箱を開くよう乙姫に要求するシーンで涙を流し覚悟を決める乙姫。乙姫も、かつて何らかの理由で竜宮城に連れてこられ、結果、囚われの主になってしまったんではないか……そんなふうに想像させる。
      • で、勢いに任せて有料スケッチブックもお願いしてしまったりしたんですが。5,000円。スケブというか、プロの人なのでその場発注みたいなもん。このあたりの相場感覚がよく分からず、多少もやもやしてしまった。この件については、描き下ろし色紙販売とかの話とかも絡めて改めて言及したい。
  • イラスト系は《もちほっぺ堂》がやっぱいい。「うさぎの本・参」。ロリも良いし、おっぱいも良い。
  • 《スタジオキノボ》でサイズや用紙の異なるカラーペーパー、ミニポスターの詰め合わせ冊子。冊子の隅にアクセサリーみたいなものついてて遊び心。面白い。
  • 前回、ロリ嗜虐モノの前編を出した《金糸雀会》は、後編ではなく、固定カメラ目線の構成で夢魔と名乗る幼女と対話が進む「屠殺前」という変形手作り冊子。自分は、こういう死を迎えられたら、と思わせられた。
  • 海外マンガフェスタのA-9でコミッション終了の札。「グウェンプール」のグリヒルの人も参加していたことを最後の最後で気づく。痛恨。
  • 購入総額は53,850円。いつのまにか5万越え……(財布に入れてくるほうが馬鹿)。後悔してないが、反省はしたほうがよい。
  • 今回は、MAMMUTのNeonShuttle(30リットル)というボックス型のリュックサックを持ち込み。去年の転倒からこっち、右の二の腕が重い荷物をもつとシビレ&痛みを発するようになって、背負い式のカバンに順次、切り替えてきたその一環。開口部が大きく、紐でバッと全開にできるので、使い勝手はまずまず。ただ、当たり前だが、限界容量を超えて本をぶちこむと肩にくることも実感した。そらそうよねー。
  • 良かった新規開拓サークルのトップ3は《クロケイ》の「稲羽事変」、《山の素》の「ワタリガラスの柱」、《電撃ブリーフ》の「俺(アラサー・フリーター・漫画家志望)のコミティア」。

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    • 「稲羽事変」……サメをだました稲羽のウサギ。数千年を経て、ウサギの国は、土面を進むスキルを身に着けたサメ兵団の侵攻を受けていた――。伝説の「半ズボン兎」に蹂躙され、逃げ場を失いズタボロの兵団と、囚人に貶められたサメ軍トップの末路に、ある種、甘美ささえ感じる。ほのかなBL臭は、そちらはまだまだ初心者の自分にちょうどよい感触。

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    • ワタリガラスの柱」……表題作を含む短編4本を収録。地球っぽい星を訪れたタコもどきの異星人。原住民の少女と暮らしをともにした後、故郷に帰星。出会いをまとめた本のヒットで時の人物になるが――。思わぬ方向から時間スケールの巨大なストーリーが浮上してくる。構成の妙。
    • 「俺(アラサー・フリーター・漫画家志望)のコミティア」……ティア作家同士の馴れ合い&マウンティングをド正面からネタにした笑えるけど笑っていいのかな?と考え込んでしまう一品。あと、こういった一品を部屋で一人クスクスしたあと「絵柄的にメジャー誌は厳しいのかな」とか言いたいことだけ一人ごちて風呂る、まるで自分のような目も当てられないオタがラストを締めててズーンときた。
  • 贔屓のサークルでは《Scurve》の「さよならロボットハニー」。

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    • 好きな作家、作品に対するオマージュがそこかしこに。これやりたかったんだ!というのが容易に想像できるシーン、セリフが作者本人の心行くまで詰めこまれてて、なおかつ、持ち味のシニカルさが全体に芯を通してる。