4/27~5/5。

10日中、9日を使って恒例のツーリングでした。


周ったのは、渡良瀬遊水地→日光→鬼怒川→会津若松→津川→燕三条→寺泊→新潟→佐渡上越妙高信濃糸魚川→富山→金沢→加賀→永平寺→大野→九頭竜湖郡上八幡→白川→南木曽塩尻安曇野→聖山→善光寺→須坂→鳥居峠→嬬恋→ロマチック街道→中之条→沼田→赤城山→足利→桶川(→自宅)。


お目当ては佐渡

sado (2)sado (8)佐渡10sado (7)sado (6)sado (5)sado (4)sado (3)sado (1)佐渡 (2)

去年の利尻島礼文島で、フェリーで離島、いいね!となり、今回は1.5日分の日程をあてて佐渡めぐり。

1日あれば海岸沿いをぐるっと1周して、ほどほどに観光もできる大きさ。
山のワインディングを走破するには、もう1日ほしいところだけど、まだ残雪や凍結が残る今の時期なので、今回は見送り。

トキと金山と桶と……ほかに何があるのかしら?だったけれど、初日は天候にもめぐまれ、島の西側の奇岩地帯の飽きなさ、中央の水田地帯の爽快さ、最近めざめたコケの渋さ、棚田と空の青のコントラスト、もろもろ楽しめました。



あと、なんとかして見つけたかった、中国から輸入して根付いたという野生のトキ。

トキ保護センター的な場所に向かう途中、よく歩いているという水田の端々に注意を払いつつ進んでいると……

発見!

佐渡 (3)

急いでバイクを止め、近寄ると逃げてしまうため最大望遠でパシャっていると、地元の人が通りかかる。

「すいませーん! あれってトキですよね?」

「あぁ、ありゃ、トキじゃないねえ」「シラサギだねえ」「トキはちょっと前、塒(ねぐら)に飛んでくのを見かけたけどねえ」。



実際のトキはこういうカラー。

佐渡 (4)

顔と嘴で見分ける。恥ずかしいことにならないよう皆は気を付けようね!






以下は、おまけの道の駅紹介。




きたかわべ (2)きたかわべ (1)
「きたかわべ」。
https://www.city.kazo.lg.jp/soshiki/kitakawabenishi_shinkou/6374.html
渡良瀬遊水地の土手沿いの道の駅。
到着1週間前にリニューアルしたばかり。
ただ、これといって目玉を感じず。
安目に自転車をレンタルしてたので、ここを拠点に遊水地一周という向きにはよさそう。
すきっ腹を抱えて自宅を出てたので、フードコーナーで遅い朝飯。「豚の生姜焼き定食」(1,000円、ごはん大盛)。
豚は地元ブランドのやつ。自信をもって提供しているのだろけど、いかんせん見た通り量が少ない(肉の)。
米、おかずは及第。
注文のメニューが出来上がったことを大声で告げる誘導係のお姉さんが張り切ってた。店員おそろいのウインドブレーカーを着て。色は蛍光ピンク。霧が濃い地域なのかな?



日光 (2)日光 (1)
「日光」。
https://www.nikko-honjin.jp/
土産コーナーがかなり充実。地酒を使ったカステラをお土産に(まだ食べてない)。
駅としては隣接の演歌歌手記念館のほうが主役っぽかった。
都内~埼玉南部の渋滞をを抜けるのに時間をかけすぎ、ここまで時速20km程度のペースでしか道のりを稼げていなかったため、土産を買ってすぐ先を急いだ。そのためニコニコライブの正体は不明。
その後は雨とたまにチラつく雪、冷える山間での4℃という気温に見舞われ、耐久走に。
ダウンベストにレインスーツでは寒さに耐えきれず、装備を防水のミレー製ダウンジャケットに戻して何とか完走。レインスーツと同等の防水透湿をうたっていたジャケットは、スペック通りの性能。会津若松のルートイン到着後、一晩で乾いてくれ安堵。



みかわ (1)みかわ (2)
「みかわ」。
https://www.michi-no-eki.jp/stations/view/421
さびれたドライブインかと思って通り過ぎかけた。
朝9時前でまだ開店前。店の中に入れば、また印象が違ったのかも。
道を挟んで向かいの丘にある、大きな大きな将軍杉が売り。
ツーリングでほうぼう出かけるようになって巨木マニアの血が目覚めた自分としては十分ひかれたのだけど、それ以上に震えたのが杉のそばに建つ薬師堂。かやぶき屋根に生えまくった雑草の風情に、しばし棒立ち。
堪能してバイクのところに戻ってくると、改造カブが止まっていたので、オーナーの人と立ち話。シートが通常の10%くらいの大きさまで縮小されてて、燃料タンクの蓋がむき出しなところにしびれた。



阿賀の里 (1)
阿賀の里 (2)
「阿賀の里」。
https://aganosato.com/
「プリン」(250円)が激ウマ。激オススメ。
黄色の部分だけで完結してるプリンではなく、カラメルがちゃんと意味のあるカラメル。ハーモニーを奏でてるというやつ。
駅としては、いたるところでイザベラバード押し。ハルタはコラボを。



燕三条地場産センター (1)燕三条地場産センター (2)
燕三条地場産センター」。
https://www.tsjiba.or.jp/
広々した金物販売コーナーが目玉。
期待してた、いい感じの琴線に触れる包丁、ナイフは見つからず。
(これ、ちょっとほしい……)となったのは、約3万円の包丁研ぎ器。素人でもキレイに遂げそうで、かつスチームパンク的ギミックが光る一品だった。



良寛の里わしま (1)
良寛の里わしま (2)
良寛の里わしま」。
https://motenashiya.com/
珍しい牛の乳で作ったという「ガンジーソフト」(400円)が目玉。
美味かったけれど、10℃前後の気温の中で食べるものではなかった。
ここから一気に日本海沿いを北上し、新潟港からフェリーで佐渡へ。
船の中でちょっとヤバ目の頭痛と吐き気におそわれ、ベンザブロックを飲んで体力の回復にあてる。心配した眠気は、降船する頃に去ってて安堵。



A-COOP 小木店佐渡牛乳
「A-COOP 小木店」。
https://www.its-mo.com/detail/DIDX_DKE-2538241/
例外1。
佐渡には道の駅が(確か)1か所しかなく、しかもそこに行けなかったので。
宿を取った小木が、フェリー港があるにしては栄えておらず、夕飯の買い出しに困っていたところ、偶然発見。
こじんまりしてて、100円ローソンくらいの品揃えにもかかわらず、次から次に車で客が。
連休で帰省した女子と地元のおばさんが買い物そっちのけで談笑しているような、小木のホットスパー
佐渡牛乳おいしかったです。



しなの (1)しなの (2)
「しなの」。
https://f-tenbou.com/
佐渡からフェリーで上越に渡り、遠くにそびえる妙高山の雪山を追いかけるように18号を南下して到着。
ヨーグルトや山菜・茸を調理した深山煮が人気。
18号を南下するのが目的で、すぐにまた北上するため滞在時間は短く。



うみてらす名立 (1)うみてらす名立 (2)
「うみてらす名立」。
http://www.umiterasu.co.jp/
海鮮市場があったり、プールがあったりと、ずいぶん豪華な道の駅。
サービス品としてメニューにあった「ウニ丼」(1,000円)は、ウニカラーがちょっと黒ずんでない? 味はこんなもんかなという感じ。
その後、今日の宿の糸魚川ルートインへ。



親知らずピアパーク (1)親知らずピアパーク (2)
「親知らずピアパーク」。
https://e-oyasirazu.com/
このツーリングで2度目のルートインを出発して、朝8時頃の到着。
天候さえよければ……。
ここも5分ほどの休憩で、西から迫る雨雲に向かって再出発。その後、土砂降り。
ホテル界のファミレスことルートインは、どこで泊まってもコンスタントに70点台をたたき出す。が、中身があまりに金太郎飴なので、自分がどこを旅しているのか分からなくなりそうになる。本来、一回の旅で2度も泊まるのは自分レギュレーション違反なのだけれど、宿泊予定だった白馬に雪予報が出ていたので、前々日に急遽、取り直した結果、2度目の利用に。



めぐみ白山 (1)めぐみ白山 (2)
「めぐみ白山」。
http://megumi-hakusan.com/
道の駅グランプリがあったらトップ5に入るんじゃないかという、グレードの高さ。
キレイ、広い、品揃えよし。
一番の押しはトイレ。小と大の間のスペース、5メートルくらいあったかも。
「圓八」という店が出してた「あんころ」(390円)が売りの一つ。甘さ控えめ。



九頭竜 (1)
九頭竜 (2)
「九頭竜」。
http://www.kuzuryu2300.com/
人造湖のほとり。
1日4本くらいのどん詰まり駅と吠えるティラノ。
ロックフィルダムの傾斜がなかなかの黄金比を醸し出してた。



古今伝授の里やまと
「古今伝授の里やまと」。
http://www.gujo-tv.ne.jp/~kuturogi/
九頭竜での飯を見送った理由の飛騨牛カレーの店が、本日営業終了の看板を出していたため、泣く泣く立ち寄った道の駅。
「生姜焼き丼」(980円)。悪くなかったです。
道の駅としては、足湯があったり、和風デザインの店舗がキレイで、居心地は良かった。



つちのこ館
「つちのこ館」。
http://www.furusatokikaku.com/tuchinoko.htm
例外2。
UMAで町おこしする心意気に触れられる。
ホットコーヒー(300円)を頼むと、機械ではなく、おばちゃんが手でイチから入れてくれます。
ツチノコせんべい付き。
訪れた日は、年に一度のツチノコイベントの日で、ツチノコ探しの親子連れがわんさかだった。



茶の里白川
「茶の里東白川」。
http://chanosato.gifu.jp/
岐阜にお茶が名産のエリアがあることを初めて知る。
お茶の試飲を用意していたあんちゃんがプロっぽい手さばきで感心。味は文句なし。



木曽福島 (1)木曽福島 (2)
木曽福島」。
http://www.michinoeki-kisofukushima.jp/
御嶽山を臨める。
この道の駅があった19号沿いは、10kmも進まずに次の道の駅が見えてくる。道の駅だらけ。



木曽ならかわ (1)木曽ならかわ (2)
「木曽ならかわ」。
http://www.cbr.mlit.go.jp/michinoeki/nagano/nagano07.html
19号の一番北にある道の駅。
併設の「木曽くらしの工芸館」に漆器がわんさか。
ただ買ったのは洗馬焼という焼き物のコーヒーカップ。好きな蒼の色合い。



八ツ場 ふるさと館
「八ツ場 ふるさと館」。
http://yambamichinoeki.com/
混み過ぎ。
1時間ほど前に妻恋のキャベツ畑で霰(あられ)交じりの豪雨に見舞われ、ほうほうのていで到着したのに、ほとんど休めず。



霊山たけやま (1)霊山たけやま (2)
「霊山たけやま」。
https://www.town.nakanojo.gunma.jp/takeyama/
で、結局、この道の駅まで走行。
霊山の象徴だろう大岩が、鯉のぼり干しの一反に使われた、不思議な光景が出迎える。
あまり期待せずに注文した、10割そばと野菜てんぷらのセット(950円くらい)が、思いのほかヒット。
基本にこだわった、地力の高い味。



赤城山頂駅 (1)赤城山頂駅 (2)
赤城山頂駅」。
http://akagi-yama.jp/archives/7102
例外3。
駅は駅でも、数十年前に廃線になったケーブルカーの元駅舎(を使ったレストハウス)。
尾瀬っぽい沼を1周りした後、ホットコーヒーとバームクーヘンのセット(600円くらい)。胃に染みわたる。
もっと観光客だらけかと予想していたところ、そうでもなかった。