おおきく振りかぶってみた

昼、MYCITY6階の山下書店新宿店へ。
マンガコーナーはわりと狭くて12畳分くらい?(誤差あり)。もっと大きいかと思っていたんだけど、それよりは小さかった。棚の4割くらいが腐女子向け、他の棚も腐女子色に染められていた。離れてあったライトノベルコーナーも半分くらいがコバルト系、BL系。マンガ専門書店ではなくて、一般雑誌、書籍が8、残り2がマンガ、ライトノベル系。

あー、新刊の発売日をきちんと事前に確認して買うくらいのマンガ読みだったら、この店は足を伸ばす必要ないかな。新宿なら、紀伊国屋に行っちゃうよ。自分はこんなとこに本屋があること自体知らなかったし(というか、MYCITYの2階より上が初めて)。
すぐ隣に、同階のフロア面積の半分くらいを占めるHMVがあるんで、そこの客か、別の階に服買いにきたカップルくらいが、普通に流れてきそうな客層じゃないか。
ある意味、MYCITY全体で見て、腐女子コーナーは浮いてる。
売り場が狭い分、普通の品揃え、売り方だけをしてたなら、一般の書店よりもマンガは出ない立地じゃないかと思った。
どうせ売れないなら、自由にやらせてみようってんで、腐女子向けに特化してみた(そしてかなり評判にもなった)……みたいな流れがあったのかなぁ。

「おおきく〜」は出たばかりの2巻を、独立した台で別格扱いにしてたけど、例のPOPはもうなし。出版社の公式POPだけ。代わりに、1巻33ページの安部が三橋に「エースにしてやる」と言ってるシーンのコピーが台に張ってあった。
(でもここまでの経緯を知らない人には、複製原稿でもないただのコピー1枚じゃ萌えないんじゃないかというか、販促になってるのかというか、最後の抵抗?)

それから、id:haikyoさんに、昨日の疑問http://d.hatena.ne.jp/bullet/20040825の参考になる書き込みがもらえた。多謝。
http://d.hatena.ne.jp/haikyo/20040825
1書店が抱えるマンガ在庫点数を8,000〜15,000として、そんな膨大なマンガの中の1冊が、最大でマンガ売上の1%を叩き出している、ということが言えるとのこと。結論として、

勝ち負けで言うと文句無しの勝ちでしょう。これだけの数字を出されたら講談社も文句は言えない。つうか言ったらおかしい。

と。
なるほど。人気作とかアニメ原作の新刊・続刊ならともかく、面白さは折り紙付きといえ口コミ評価しか武器のないマイナー雑誌の単行本をそこまで売り上げた……ことに対しては、自信を持っていてもおかしくないよな。

とりあえずこの件は、「新宿のお嬢」の21回目がアップされた頃にでも、また。