今日の読書――邪神ゾハルと共に
17:00の整理券配布開始に対して、風呂と飯を済ませて18:30にテアトル池袋1階エレベータの前に行くと、ボタン脇に大入り満席の張り紙。
はええよ!
ふん、むっしゅ☆の例のエンディング歌を5.1chで聴かされずに済んだと思えば腹も立たないよ……と負け惜しんだ足で、そこから徒歩1分のジュンク堂へ向かい、本漁り。1時間半ほど各階を漁ったあげく、1階レジ横でひっそり陳列されてた大森望セレクト読んどけ国内ベストSF一群から、「アラビアの夜の種族」(古川日出男)を購入。「ベルカ〜」を堪能させてもらったので、期待して、近くのスタバで読み始める。
23:00の閉店までで全体の2/10ほどを読み進める。こりゃ、おもしれえわ。さすが推理協会賞とSF大賞のダブル受賞作品だけある。ハリポタが契機になった児童向けファンタジーに乱歩のおどろおどろしさをミックスさせて、歴史モノの姦計謀略の妙を味付けしたような……。いろいろ書きようはあると思うけれど、ピンポイントであげるなら蛇神様が、蛇神様が。ゲームブックの「恐怖の神殿」と、島田そーじの「水晶のピラミッド」をフラッシュバックさせながら、先週行った東京都美術館のルーブル所蔵エジプト展で脳裏に焼き付けた、半獣神を象った遺物の数々でディティールを補強して読み進めている。