小泉自民寄りくっきり 20代のココロ (東京)

 http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20050913/mng_____tokuho__000.shtml

 20歳代前半の有権者数と投票率を見ないと、11ブロック中10ブロックで自民が最多だったという比例の投票傾向だけをあげても、今回の選挙で自民党の圧勝にどれほど貢献する票田になったのかは分からない。あくまで、この20歳代前半で投票所に足を運ぶほどは政治に関心のある層に、何故、自民に同調する傾向が30歳代や40歳代よりも比較的見てとれるのか、という前提において。


 基本的に、多くの若者は投票にいかないし、モノを知らないものだろう。これは昔から。


 ただ、89年の参院選と90年の総選挙で躍進した社会党に投票した無党派の若者の動機には、「消費税なんて始めやがって、毎月の小遣いが大変だよ、自民党ファッキュー」といった切実な理由も大きかったと思うけれど、*1今回は若者にとって身近な争点がなかったのはそうなんだろう。

 だから、

日本青少年研究所千石保所長は「改革を止めるなっていうキャッチフレーズは若者言葉。元気がいい。ただし中身は問われていない。まさに流行だしファッションなんだが、ある意味小泉首相自身が若者化していると思う」との見方を示す。

は、理解しやすい。


 あくまで、20歳代前半についてあてはめた場合、理解しやすい。


 つまり何が言いたいかというと、選挙権を取得したばかりの20歳代前半よりも上の年代についても、こういう傾向が広がっているのではないか、という想像についてな訳だ。記事中に出てる識者という人たちのコメントが、ぜんぶ20歳代前半についてだけ絞って答えてるように見えないのは、どんなバイアスのせいですか。

*1:というか、当時の“おたかさん”人気と今の小泉人気は明らかにダブルな。