マガジンZ 11月号

「ジャバウォッキー」（久正人）

　ちょうど1ヶ月前、連載が始まったときにつくった作者名のキーワード、自分以外誰も使ってないのな……。めげずに今月号もプッシュ。
　見せ場は、額のくっつきそうな至近距離で人型恐竜同士が繰り広げる、「ガンカタ」。腰の後ろに何艇も挿したシングルアクションの銃をつぎつぎに取り出して弾丸を撃ち込むのを、手の平や肘でさばいていく一連のアクションに酔いしれる。前作よりアメコミ調が強くなったモノクロ反転の絵柄は、こーいう息を着く暇も無いアクションの連続を、よりスタイリッシュに魅せるための選択だったのか。「ガンカタ」のテクニックの一つ、銃把で相手の銃を叩いて弾道を逸らす、に対する2回目の切り返しも華麗に。
　本誌を読んでない人には、サクラ対戦が表紙のマガジンZでまさかこんなマンガをやってるなんて誰も思いもしないのかも……。

読切「見習い魔女のご用心」（山吹ショウマ）

　まだマンガを描いてたことにびっくりした。なんか前より女子が可愛くなくなってる……、というかちょっと太ってる。

月刊 マガジン Z (ゼット) 2006年 11月号 [雑誌]