コミティア111 ―― よく購入している主なサークルから。

  • エビ桃 《もちほっぺ堂
    • オフセット「もちほっぺ堂 Vol.5 うさぎの本」
      • 真ん中のページで一覧されてるデフォルメキャラクターは、フィギュアで全種揃えたい可愛さ。
  • オレンジ君 《電市
    • コピー誌「キッストゥウィンドゥ」
  • 時田 《0丁目
    • コピー誌「クッキー回」
  • くみちょう 《くみちょうBOX
    • オフセット「バトル・パンティ・バトル」
  • 山田怜 《0324制作所
    • オフセット「不機嫌な鳴沢くん」
  • ハイロウ 《上下左右
    • オフセット「ジグソークーソー 03」
  • HEY 《サークル丙
    • コピー誌「節分本 20150201」
      • コミティアでギャグを読みたければ、何はなくとも《サークル丙》へ。節分合わせの新刊は、3人の鬼女子がアメフトのタッチダウンごっこに興じるの巻。いつもながらのテンポ良い掛け合い、妙にテクニカルなルール解釈、カンチョーされる筋肉ムキムキ女子のフェチズムと、盛りだくさん。スナップ(かがんで股の間から後ろの味方にボールを投げる)の球を顔面で繰り返し受ける、基本に忠実な“天丼”ギャグが好きです。(P&R投稿)
      • あとそういえば、「じゃりン子チエ 」(マンガ版)のラグビー回で、スクラムで前の選手のキンタマを次々に蹴り上げていくのがすごい好きだったなぁ、とか。
  • 木尾慎二 《Second Wind
    • コピー誌「REMAIN」
  • きみまる 《METRON めとろん
    • オフセット「ねずみさんにっぽう」
      • ここのサークルが描く、隙の多い純朴な娘さんときたら……“だめんず”臭い男がよく似合う……。
    • コピー誌「こどものにく」
  • Go_MOS/告白男 《うだつフラット
    • コピー誌「スピーディー・ワンダー・アキコの古い捜査手帖」
      • 連作ショートギャグ3本収録。金と魔法でどんな難事件も解決するが、投げやりなところが玉に傷のアキコ。ファミレスのトイレで男が刺殺されるに至ったナゾを解いていくと……。フィルムを巻き戻していくようなストーリー構成の妙と、要所に挟んでくる小ネタが小気味よくツボにはまった。(P&R投稿)
  • 裏美道 《ひとりレギオン
    • コピー誌「KIDNAP 12 料理雑誌」
      • よくくるお姉さんが既婚者と判明。
  • ノブヨシ侍 《コーポ侍203
    • コピー誌「not tropical fish.」
  • ナツキいぬコ 《チュンチュンガオピッピ
    • オフセット「友人5人」
      • 疎外感とは違う。一緒にいて楽しくないんじゃない。言葉の端に優しさや気遣いを感じる。かといって、社会に出る前と後では、それぞれの状況の違いから、やっぱりちょっとずつズレを感じる。分かってはいるつもりだったけれど、いまさらのように気づいて驚く。でも、出来るならこれからも一緒に笑いあいたい。イマドキの24歳が、社会に出て、かつての仲間5人とのひさびさの交流。そこで感じた心の揺れが、飾らないナマのセリフとともに描かれている。(P&R投稿)
    • オフセット「きんのきつつきの、 3 小鬼の回」
  • 吉田鉄風人界の歩法
    • オフセット「人界の歩法 その9 竜頭にして蛇尾の件」
      • 後書きのキャラ評にある通り、確かにチョロいかも…(笑)。誰の助けも借りない「デキる女」でなくなったら負け、という信念と決意の女性「蛇野主任」が、完全に想定外の告白で、それまでと180℃転回のあたふた。売り言葉に買い言葉の末に告白してしまった後輩クンが吹っ切れ、つっかえつつも誠意と想いをぶつけるシーンが、割といい奴かも…と考えを改めさせる(前半までは、主任を気遣うセリフの端々が多少嫌味ったらしい)。主任の蛇しっぽの付け根の大きなリボンが隠しきれない乙女をさりげにアピールしてて好き。(P&R投稿)
  • 入野春祐 《牛乳ごはん
    • コピー誌「キショク原本資料」
    • コピー誌「THE SHINRO OF FIGHTRS」(《GOI-IAN》としての発行)
  • 砂虫隼 《乱痴気事虫所
    • オフセット「立体と平面の行ったり来たり」
  • 井ノ上ふき 《いののお店
    • コピー誌「うそつきチカちゃん」
  • 真受融 《薬缶猫》
    • 仕掛けマンガ「むか〜しメイド」
      • 原始時代にいた「むかしメイド」の一日を描く、このサークル定番の仕掛けマンガ。主人のマンモス狩りをサポートするため投擲した網、種火をもらいに登った火山、主人の子の熱を冷ますため背負って運ぶ大量の雪が、こちらに飛び出してくる。そんな仕掛けの面白さだけでなく、文句を言わない働き者で時にちゃっかりさんなメイドは、そっと影から応援したくなるようなキャラクターとしての魅力にも溢れている。(P&R投稿)
  • もけお 《STUDIO KINOBO スタジオキノボ
    • オフセット「もけお漫画再録集 戯画まんがコミック」
      • 2008年頃より発表してきた短編11本とおまけマンガを収録。単体イラストとしても十分に通用する、ファンシーさに溢れる絵が最大の魅力。表情・動きともに豊かなキャラクター達を一癖あるストーリーに織り込む手腕も確か。作者の入門編、あるいはファンのマストアイテムとしてオススメ。(P&R投稿)
      • 収録作は「偶像のころがる大きな温室」「旧偶像のころがる大きな温室 1」「旧偶像のころがる大きな温室 2」「coffeeGIANT」「或る翻夢の内側に棲む睡魔」「飼い犬に手を噛まれない」「偶像のころがる大きな温室 〜伝えたいきもち〜」「GIANT BEANS(LOVEコミックより)」「とべ、ホンジャマカさん(ソラトブナニーカ惑星系より)」「遅刻魔 今朝を見守る」「非化学白昼夢 猫実化学研究所」「おまけマンガ 偶像の悲劇」。
    • コピー誌「偶像のころがる大きな温室 怪奇禁断のアツアツ鍋」」
  • 藤井ひまわり 《ひまわりデザイン事務所
    • プリンタ本「単車あれこれ」
      • 読んでると、セカンドバイクとしてST250を買いたい熱が盛り上がりまくる。置く場所さえ解決できれば……。
  • 土屋雄民 《まんがの富士屋
    • コピー誌「満月のカミュ
      • 掲載のあてがない原稿を風船につけて飛ばした売れないマンガ家。できた嫁に発破をかけられても、ネタ出しはうまくいかず。そこに、飛ばしたはずの原稿を抱えて、押しかけアシスタントとして月から「カミュ(神)」がやってきて――。妙ちきりんなカミュの押しの強さに負けない、マンガ家と嫁の物怖じしなさが面白おかしい。というか、こんな嫁さんが欲しい。(P&R投稿)
    • コピー誌「さくらん坊たち・中」
    • コピー誌「さくらん坊たち・上」
    • コピー誌「太鼓判まる! 吾輩編」
  • ルーン・C・マープル(沼乃十座) 《スタッフWHY
    • オフセット「黄金虫」
      • 月輪探偵シリーズの新作。今夜も屋根の上を颯爽とジャンプし、悪さするユーレイを粉みじんにした月光ロボ。助けられた少年は、錬金術師の卵だと名乗り、お礼に黄銅のカブトムシを渡す――。実は角から先は本物の純金で、錬金術の才能をようやく開花させていたことを知らず、最愛の姉にも見限られたように思い込んだ少年が、涙にくれた末……というラストが、このサークルには珍しく叙情にあふれていて、知らずにいた魅力に気づかされた。毎夜8時という決まった時間に川で手を洗わなければならないとか、体調や心境で錬金術の結果が変わるといった伏線が、短いページ数の中で見事に(かつ自然に)回収されているのも上手い。(P&R投稿)
      • 以下、ティア110で購入した「暗陰の壺(くらいんのつぼ)」のキャラクター設定紹介からメモ。
        • 月輪探偵は、夜、魔力を身に付けた土器を探し集める。土器は、「月の呪い」を打ち負かすために使う。「月の呪い」は、1万年間、人類抹殺を企む悪の化身。
        • 秘密野扉(ひみつのとびら)……20歳(だが12歳に変更)。主人公で月輪探偵。宇宙バリツの達人。カフェイン中毒
        • 不働坊可淡(ふどうぼうかたん)……17歳(だが12歳に変更)。月光ロボに変身する。元医者。アフガン帰り(という設定はなくなった)。
        • 鈴口網乃(すずぐちあみの)……24歳。月光ロボに変身する。お人好し。ぬいぐるみと結婚。汗かき。泣き虫。
        • 花車猫三四郎(かしゃねこさんしろう)……76歳。月光ロボの開発者。月輪探偵社社長。戦中のやけどを隠すため仮面をつけている。仙術の名人。
        • その他の探偵社社員……雲井。大利根。野田。八木。
        • 月光ロボ……月の光で動く。月の光が出ていないと変身できない。出力=222猫力。満月の夜は無限の超能力を発揮する。
        • 月輪探偵7つ道具……ABCエンジン、魔力測定器、ムーンレンズ、ムーングロブ、ムーンシバー、免許証 (7つ目は不明)
  • ZAWA FREAKBEAT 《LOST WOMEN
    • オフセット「プライベートワールド STORY#27」
      • 9巻目に収録予定の1話分のオフセ化。
  • ポリポリ 《PO!
    • コピー誌「同じクラスの五木くん」
  • けんほう 《俺の大空
    • オフセット「青春映画」
      • なんか心地よいんだよね、読後感が。チクリとくるテーマなのに。スピリッツよりも、無印のビッグコミックがしっくりくる年になったとか、そんなところなのかな。
  • 高津マコト 《カスピトラ
    • オフセット「短編集 ヒメコブシ」
      • メガドライブを親に隠されて、家中を探しまくり大騒ぎの“昼下がりネスティング”が好き。しかし太ももがエロい。
  • ヤマーダ 《山田養蜂場
    • オフセット「中世実在刺繍絵巻解説本 バイユーの攻略本」
      • なんでもFFタクティクスにしてみよう。
  • フナヤマヤスアキ 《妖怪ジャージツインテール (フェノメノーム)
    • オフセット「じゃよいカルタ日記」
      • サークル《フェノメノーム》のマンガのキャラ「やよい姉ちゃん」が妖怪化した「じゃよいちゃん」。彼女のコミカルな日常と活躍がイラスト付きのいろはカルタに。貧乏に負けず、適わず散った淡い恋心にも涙を見せない姿は心底愛でたくなる。ツボった札は「ふ」の「ふるさとは だむのそこ」。(P&R投稿)
  • 鬼鈴 《江月堂
    • オフセット「寄せ集めふるはうす」
  • うさみみき 《R-PANDA
    • オフセット「オトヨコチョウとオンガクヒツジ 4」
  • こう1 《はしくれ工房
    • コピー誌「姫さまは退屈を知らない 3.5」
  • 烏田カッコン/サム 《ミラクルVS葛根湯
    • オフセット「RECREATION Vol.5」
      • 「少年」をテーマにしたギャグ2本を収録。烏田カッコンの「土から生えた田中くん」のバカバカしさがもう。埋められてた理由を聞かれて嘘ばかりつく田中くんと、律儀に突っ込む山根くん。どれもこれも嘘だと思いきや、唯一本当だった、美○明宏似のお姉さんの見開き登場シーンで爆笑。“たけのこにょっき”ならぬ“まつたけにょっき”で耳から飛び出す土筆(つくし)くんもいい味だしてる。(P&R投稿)
  • 藤井あさ 《白米
    • コピー誌「の短編」
    • コピー誌「女神の願い、男の想い」
  • 三島芳治 《つゆくさ
    • プリンタ本「成型リリカ」
  • 金太郎/草吉 《えのころ工房
    • 無料プリンタ本「えのころだより 55」
  • 山田万犬Q號 《有弦素量域
    • コピー誌「キラキラしたものあつめるしごと」
  • たかみ弌 《ein アイン
    • コピー誌「たかみ誌 #2」
  • もぐこん 《Mogravity装置
    • プリンタ本「気配」
      • 人気の無い廃屋で目隠しをされ、後ろ手に縛られたノースリーブワンピースの少女。その少女を不思議そうに見つめるニット帽にハイネックセーター、ハーフコートという出で立ちのもう一人の少女。ワンピースの少女は拘束を解くように訴えるが――。目隠しをされたまま、脂汗を流し精一杯の力で脅しすかし、取引をもちかけるワンピースの少女に対して、まるで場違いな悲しげな顔や呆けたような顔で暖簾に腕押しなニット帽の少女。最初は気づかずとも、何度か読んでいるうちに幾つかの違和感と共に(もしかして……)と感づくものがあるはず(たとえば、後半に出てくる犬と散歩途中の親父はタンクトップに汗をかき、蚊に吸われている)。それに思い当たると、物語の様相はガラリと変わる。トーンを使わない、気合の入った書き込み(特に表紙!)とベタが、殺風景な印象をよい感じに強めているのもポイント。(P&R投稿)
  • ジョン・テンダ 《にこらてすら
    • オフセット「おおむねプロレスの味方です 倉庫維新」
  • るいお 《電導バブー
    • プリンタ本「トマトジュースと炭酸水」
  • 斎まや 《アイカラッカ
    • オフセット「それは期限付きの」
      • 段取りの苦手な「ナンジュ」のお使いで、研究に必要な材料の買いだしに出かけた「タト」。その途中、自分も知らなかった、首筋の後ろにある「ナンジュ」の印を指摘され――。帰宅して玄関の前で倒れ、翌日に何事もなかったかのように目を覚ました「タト」にとっては、ちょっと沈んだ「ナンジュ」の様子も気のせいの範囲。また笑顔の日常に戻っていく。倒れている間の2ページで、「期限付き」の理由を明かす「ナンジュ」の何かを押し殺した顔が、この日常の真実なのかもしれないけれど、お気に入りのパイをねだってそれに「タト」が苦笑しつつ応じてくれる今が、全部ウソってわけでもない。二人の行方を静かに見守りたいと思う作品。(P&R投稿)
  • やごさん 《前途洋洋だ会》
    • コピー誌「2014年 創刊誌&休刊誌レビュー簡易版」
  • てつなつ 《にしんそば
    • オフセット「堂本千鶴という女。」
  • いもくま 《熊の有頂天
    • コピー誌「鬼子ちゃんのケーキ」
  • 西倉新久(シンク) 《ABXXX
    • コピー誌「スチロンアースは哀しきけもの」
  • 溝口 《臨界
    • コピー誌「KEEP BREATHING」
  • 友田 《Deoxy
    • コピー誌「帰路きろ」
  • あらゐよしひこ 《東山神兵
    • オフセット「(無題)」
      • 宇宙空間を漂う状態で意識を取り戻した宇宙飛行士。AIは、爆発事故で太陽系の重力圏を飛び出してから、8万〜2600万年が経過したと告げる。すでに生きてはいないはずの飛行士の脳と視聴覚は、ゾンビウイルスによって動かされていた――。“ゾンビもの”同人の代名詞といっていいサークルの新刊。不規則なサイズ・配置のコマ割で、無重力の浮遊感をうまく演出。人間なら死を免れない宇宙空間も、ゾンビなら半永久的に意識を保てるという、コロンブスの卵的な発想が光る。あと3時間で恒星の重力に引かれて落ちると告げられ、再び絶望する飛行士が、AIと交す“死による進化”“空間軸による進化”説のくだりは、ゾンビとは何か?という定番の問いへのアンサーの一つになっているのと同時に、作者が宇宙を舞台にした理由に気づかせられ、腑に落ちた。物語ラストの見開きで、飛行士が大気圏に突っ込み尾を引いて輝く様子を、異星の生き物が見上げる。その生き物からすれば、ゾンビ化の災厄をもたらすかもしれない凶兆の流れ星にほかならない。にもかかわらず、命をリレーする希望のともし灯のように受け止めている自分に驚いた。(P&R投稿)