機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者(監督:富野由悠季)


19:10、池袋着。


妙に急いでいるプラダのバッグを抱えたスリムジーンズの女性の後からエレベーターに乗り、8階で降りて、シネ・リーブル池袋へ。


19:30の回はすでに満席。残り20席だった21:15の回を予約して、西口から東口をぶらりと回る。今日は映画の日プラダジーンズの女性は自分より2番若い予約番号をゲットした模様。


戻って入場。満席の180席。ゼータの申し子たちで満席。そこにプラス、両サイドの通路にパイプ椅子が計10個。


開始。タイトル。だっさいロゴだなぁ、と思わず口に出しそうになる。


リック・ディアスがコロニーの扉を開けるツマミを回すところで、我慢できずに顔がニヤける。


ブライトにバスクが鉄拳制裁。まだニヤけたまま。


母親の入ったカプセルが割れる。→はっと気がつく。ここは実家のお茶の間ではないぞ!→やおら恥ずかしくなり、それとなく周囲を観察する“ふり”をして冷やす。


でも、ガルバルディβ登場でまたすぐニヤニヤ。


大気圏降下中の敵機をビームサーベルで落として、「こんなのは卑怯だ!」とかぶりをふる神ー湯にニヤニヤ。


牢屋で二人きりのカイとレコアにニヤニヤ。


ギャプランでロザミア登場。→声、若いなぁ。オリジナルと別の人か。浅川悠っぽいな……。→エンドロールで正解。→ニヤニヤ。




実際のところ映画を観にいくつもりで映画を観にいってない。今日の自分。これだけリラックスして映画を観たのは、何年振り。十何年振りかだろう。始終ニヤニヤ。終始ニヤニヤ。


20年経ってやってきた「まんが映画」祭り。団塊ジュニアよ。そわそわのやりどころがなくてふと顔の前にもってきた手から、シンナーの臭いが漂ってくる錯覚に陥る。ジムキャノンとか、フルアーマーガンダムとか、高機動型ザクとか。傍系のガンプラをつくるのに、さっきまでかき混ぜてたうすめ液の臭いが。





参考:「機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者」公式サイトシネ・リーブル池袋 上映スケジュールシネ・リーブル池袋の21:15の回は、いつでもレイトショー価格の1,200円で観賞可)