たまには普通の日記っぽく書いてみてもいいか

いちじく? いちぢく?


 いわしせんべいが美味かったので、元町中華街で乾燥いちじく(500g、税込840円、イラン産)を買ってきた。月餅はたいてい1個500円以上はするので、いまだに買ってみようという踏ん切りがつかない。豚マンもでかいけれど1個500円が相場。初めの頃は歩いてるだけで楽しかったが、何度も来てるとさすがに観光客ターゲットの“つくろい”が鼻についてくる。石川町駅から中華街へ歩いていくときに、白い柵の向こうでいつも日向ぼっこをしている猫たちも見られなかったので、余計に心残りが。

 ところで今日は、風は相当強かったのだけれど、天気そのものは絶好の行楽日和という感じで、道幅数メートルの昼時の中華街は修学旅行生だらけ。そこに一際強い風が数秒間吹き抜けていった。



 京都に住んでたときも見ることのなかった「百人パンチラ」が目の前に!



 その後、渋谷でビックカメラの一眼レフコーナーを冷やかしてから、半蔵門線で神保町へ。コミック高岡でアワーズ平閉じ号を買ってから寄った書泉グランデで、新刊棚平積みの「ベルカ、吠えないのか?」(古川日出男)の上に、古川直筆と思われるポップが目に入る。*1 あぁ、これはもう先週から買うか迷ってた自分に対するダメ押しだな、ということで購入。GW中に読んでやるよ。



 「アナーキズム」(浅羽通明)は第6章まで。

保守主義者は、近代国家が自由主義を掲げるのを、その自由が徹底されたときの恐ろしさゆえに批判する。アナーキストは、近代国家の自由主義を、自由と呼べない不徹底な自由しか認めないゆえに批判する。ベクトルはまるで逆ながら、不徹底と欺瞞、ダブル・スタンダードに敏感であるところで両者は奇妙に一致してしまうのだ。

 また、労働者に代表される善なる革命権力などありえないとする保守と、権力そのものを認めないアナとの間で、マルクス主義批判が一致する、という。
 
 だが、アナは必要悪の権力=保守を認めるのかというと、当然認めない。保守はアナになれないし、アナは保守にはなれない。敵の敵は味方にはなれなかった。

 
 

*1:店員が本文中の一節を抜き出しただけかもしれないが、ポップとして上手いので別に構わん。